今回のテーマは「全球団ホークス化計画」。
ホークス出身の他球団選手を深掘りし、ホークスの今後の展望を分析します。
ホークス出身の他球団選手一覧
2025年シーズンをホークス以外のNPB11球団で戦う、ホークス出身選手一覧がこちら。(2024/12/25時点)
全体で26名。
非常に多いです。
そしてそのほとんどが一軍の主要戦力として活躍してます。
自由契約、育成断り、FA、人的補償、現役ドラフト、トレード。
様々な方法で移籍し、活躍する元ホークス選手。
福岡ソフトバンクホークスというチームの層の厚さが窺えます。
意図的に放出している
ここ数年のホークスの動きを見ていて、私は1つ思ったことがあります。
それは、ホークスが「意図的に戦力を放出している」ことです。
特に2024年オフが分かりやすい例。
二軍で最優秀防御率のタイトルを獲得した三浦瑞樹投手と、二軍で打率4割以上の数字を残した仲田慶介選手を自由契約。
育成再契約打診をしていましたが、最初から育成契約なんてするつもりはありません。
他球団で活躍してほしいと思っていたでしょう。
現役ドラフトで吉田賢吾選手、トレードで三森大貴選手を放出したのもそうです。
戦力ではあるものの、今のホークスでは出番が少なくなるかもしれない。
だから放出します。
20代前半から中盤でこれからの選手なのに。
意図的に戦力を放出するメリット
意図的に戦力を放出するメリットは普通に考えて無いように思えます。
ただ、それがあるんです。
想像してみてください。
NPB12球団がホークス選手で染まっていく姿を。
ホークスに入団すれば、仮にホークスで活躍できなくても他球団で活躍できる。
そういった考えが浸透していくんです。
2024年ドラフトで育成1位指名の古川遼投手が入団辞退しましたが、間違いなくそのようなことが少なくなります。
日本球界の発展に繋がる
ホークスが意図的に戦力を放出するのは、戦力が豊富だから。
そして戦力が豊富なのは、育成選手を乱獲してその選手達が育つからです。
育った中で、さらにFA選手や外国人選手の補強に動くので戦力が溢れます。
複数年契約の多用によっても支配下枠が足りなくなります。
このようなチーム運営は本当は合理的とはいえません。
ただ、ホークスというチームを紐解く中で合理的という言葉は必要ないのかなという気がします。
合理的なチーム運営を考えるとチームが小さくまとまります。
こんな感じで。
戦力を抱え込む
↓
他球団ならレギュラーを張れる選手が試合に出れない
↓
ホークスに入りたい選手が少なくなる
↓
ドラフトで育成選手の入団辞退者が続出
↓
他球団と同じようなチーム運営になる
今のホークスはこんな感じです。
戦力は豊富
↓
他球団なら主力を張れる選手を積極的に放出
↓
他球団の戦力upに繋がる
↓
育成選手を大量指名してもドラフトで入団辞退者が続出しない
↓
ホークス独自のチーム運営になる
このホークス独自のチーム運営はホークスにとっても他球団にとってもプラスですが資金が必要です。
合理的なチーム運営はホークスにとっても他球団にとってもマイナスですが資金は少なく抑えることができます。
ホークスは資金のマイナス面を考慮しないので、プラスにしかなりません。
他球団が戦力upした中で、ホークスも戦力upすることになり、これは間違いなく日本球界の発展に繋がります。
そのハイレベルな中で頂点を掴み、目指すは世界一のチーム。
ホークスはそんなチームです。
ホークスは何かとヘイトを向けられることが多い球団ですが、この記事を見て何か少しでもその悪い認識を変えることができたなら幸いです。
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