2024/7/11、福岡ソフトバンクホークス三軍対茨城アストロプラネッツの交流試合が行われました。
結果は9-1でプラネッツが勝ちました。
今回はこの試合で登板したホークス投手に注目していきます。
野手については7月の三軍打撃成績を載せています。
アピールできた若手選手はいたでしょうか。
投手
加藤洸稀
加藤洸稀投手は5回7失点(自責点4)の投球でした。
全103球の内、ストライク62ボール41。
印象としては「何を投げても打たれる」です。
前回登板が5回8失点で今回が5回7失点(自責点4)。
運悪くヒットコースに飛ばされたとかではなく、しっかり捉えられてます。
正直、独立リーグ相手にこれだけ打たれているようだと、二軍昇格は夢のまた夢です。
130キロ台前半のストレートと110キロ台のカーブ&チェンジアップ。
これで抑えるのは難しいです。
来季の契約がかなり怪しくなりました。
宮﨑颯
宮﨑颯投手は1回無失点の投球でした。
全20球の内、ストライク14ボール6。
印象としては「力強い速球」です。
加藤投手の後だっただけに余計速く感じました。
最速は146キロ。
真ん中でも空振りが奪えるストレートでした。
真ん中に入った初球の変化球を二塁打にされる場面があったので、追い込むまではストレートが安全だと感じます。
追い込んでからも選択肢の1つとして変化球を使うのは良いですが、基本はストレートで押していくべきです。
ただ、変化球の精度が上がってくるに越したことはないので、次回以降は変化球でどれだけカウントが取れるか、空振りが取れるかという部分に注目します。
風間球打
風間球打投手は1回2失点(自責点1)の投球でした。
全26球の内、ストライク17ボール9。
印象としては「落ち球の精度が素晴らしい」です。
最初は最速152キロのストレート中心の配球をしていたものの、捉えられる場面が目立ったので途中から落ち球を多投するようになりました。
これが上手くハマり、空振りの山を築きました。
1~3番打者に対して3者連続空振り三振です。
低めにフォークやスライダーを精度よく投げ込めていたからこその結果です。
打者は150キロを超えるストレートに合わせてくるので、おそらくフォークは消えてるのではないでしょうか。
そこに早めに気づけていればまた違った配球になったはずです。
水口創太
水口創太投手は1回無失点の投球でした。
全19球の内、ストライク8ボール11。
印象としては「突出したものを感じない」です。
全体を通して見ると、何が突出しているのかあまり見えてこない投球でした。
四球と死球は1つずつ出して制球に苦しみ、ストレートの最速は146キロとホークスの右投げオーバースローの中では目立って速くもない。
そして大きなカーブを投げるものの空振りが取れない。
ヒットを打たれなかったことは良かったですが、それでアピールになったかといえば難しい所です。
194㎝102㎏の恵まれた体格があるので、もっと速くて強い球を投げて打者を圧倒するような投球に期待です。
野手
ホークス選手の7月三軍打撃成績がこちら。(2024/7/11時点)
<スタメン>
<スタメン外>
今試合のホークス打線は相手先発三浦遼大投手(7回1失点)を始めとするプラネッツ投手陣に抑え込まれました。
ヒットを放ったのが牧原巧汰選手と藤野恵音選手だけ。
牧原選手は3打数1安打1四球1本塁打1打点。
三浦投手からバックスクリーンへの本塁打を叩き込みました。
藤野選手は2打数1安打1死球。
セーフティバントによるバントヒットを決めました。
捕手に注目すると、今試合のホークスの捕手は5回まで盛島稜大選手、6回以降は加藤晴空選手が務めました。
盛島選手は2回、加藤選手も2回、投球を後ろに逸らす場面がありました。
どっちもどっちです。
一軍でプレーするためにはどんな球も止める必要があります。
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